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ゾシンなど新製品の拡大で増収―大正製薬・医薬事業(医療介護CBニュース)

 大正製薬は5月14日、今年3月期(昨年度)決算を発表した。最主力のマクロライド系抗菌薬クラリスの売上高が前年度比2.8%減の233億円だった一方、新製品のβ-ラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン系抗菌薬ゾシン(2008年10月発売)が168.8%増の107億円、キノロン系抗菌薬ジェニナック(07年10月発売)が29.4%増の48億円と拡大し、昨年度の医薬事業の売り上げは前年度比4.8%増の995億円となった。

【図表の詳細が入った記事】


 大正製薬によると、ゾシンは前身のタゾシンのペニシリン含有量を2倍にして切り替えた製剤で、世界では既に米ワイス社(現ファイザー社)が販売しており、国内の医師の間で使用への強い要望があったという。

 一方、一般用医薬品などを含むセルフメディケーション事業の売上高は、1.4%減の1588億円。ドリンク剤「リポビタンシリーズ」は、主力のリポビタンD が景気減退や競争激化、夏場の需要期における天候不順の影響などから伸び悩み、全体で708億円(5.3%減)となった。一方、発毛剤「リアップシリーズ」は、リアップの有効成分ミノキシジルを5倍にしたリアップX5(昨年6月発売)が寄与し、全体で127億円(11.9%増)と拡大した。

 全体の売上高は、2584億円(0.9%増)と微増収。営業利益は347億円(8.6%減)、経常利益は(8.1%減)、純利益は195億円(121.0%増)だった。

 今年度の業績予想は、薬価基準の引き下げによる影響などを受けて、医薬事業で948億円(4.8%減)と減収を見込むが、セルフメディケーション部門で1672億円(5.3%増)と回復を見込み、売上高2620億円(1.4%増)、営業利益360億円(3.8%増)、経常利益405億円(10.4%増)、純利益245億円(25.7%増)と増収・増益になる見通し。




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